
不動車の処分に困っていませんか?「動かない車だから無料で引き取ってもらえるだけでも良い」と思っている方も多いかもしれません。実は、不動車でも適切な方法で売却すれば、思わぬ高額査定が期待できるのです。
本記事では、不動車買取の基本知識から、高価買取を実現するためのコツ、信頼できる業者の選び方まで、損をしないための情報を徹底解説します。正しい知識があれば、動かない車でも資産として活用できます。
不動車買取とは?基本知識を解説
不動車買取とは、自走できない状態の車両を専門業者が買い取るサービスのことです。エンジンがかからない、バッテリーが上がっている、事故で大破しているなど、様々な理由で動かなくなった車が対象となります。
多くの方が「動かない車は価値がない」と思いがちですが、実際には部品や素材としての価値があるため、専門業者は買取を行っています。近年では環境意識の高まりからリサイクル部品の需要も増加し、不動車買取市場は活況を呈しています。
不動車でも買取可能な条件
不動車と一言で言っても、その状態はさまざまです。「エンジンがかからない」「タイヤがパンクしている」「事故で大破した」など、不動の原因は多岐にわたります。ただし、基本的には以下の条件を満たしていれば買取対象となります。
- エンジンが始動しない
- バッテリー上がりで動かない
- 事故車・水没車
- 長期放置で劣化した車
- 車検切れの車
- タイヤがパンクしている車
- ミッション故障の車
車両の所有者が明確で必要書類が揃っていることが買取の最低条件です。盗難車や違法改造車など法的問題がある車両は買取できません。
一般買取と不動車買取の違い
一般中古車買取と不動車買取には、いくつかの重要な違いがあります。これらを理解しておくことで、適切な買取方法を選択できます。
項目 | 一般中古車買取 | 不動車買取 |
---|---|---|
買取対象 | 自走可能な車 | 自走不可能な車 |
査定方法 | 試乗を含む総合的な査定 | 外観や書類ベースの査定 |
主な価値判断 | 再販価値(中古車として) | パーツ価値や素材価値 |
手続き | 通常の買取手続き | レッカー移動や特殊手続きあり |
買取業者 | 中古車販売店・買取専門店 | 廃車・不動車専門業者 |
一般の中古車買取業者は再販を前提としているため、不動車の買取には消極的なケースが多いです。一方、不動車専門の買取業者はパーツ販売や素材リサイクルの知識を持っているため、動かない車でも買い取ってくれます。
不動車買取の相場はどれくらい?
不動車買取の価格は車種や状態によって大きく異なりますが、一般的な相場感を知っておくことは重要です。相場を把握しておくことで、買取業者から提示される金額が適正かどうか判断できます。
車種別の不動車買取相場
不動車の買取価格は車種によって大きく異なります。一般的に、人気車種や部品需要の高い車種は高値がつきやすい傾向があります。
外国車は部品価値が高く評価されることが多いです。特に海外の高級車は、部品単体でも高額取引されるため、不動状態でも比較的高い買取価格が期待できます。
車種カテゴリー | 平均買取価格 | 価格に影響する主な要因 |
---|---|---|
軽自動車 | 10,000円〜30,000円 | 年式、人気モデル、不動原因 |
コンパクトカー | 15,000円〜40,000円 | 年式、メーカー、部品状態 |
ミニバン・SUV | 20,000円〜60,000円 | 車体サイズ、部品需要 |
高級車・外国車 | 30,000円〜100,000円以上 | ブランド、部品希少性 |
商用車・トラック | 20,000円〜80,000円 | 積載量、特殊機能の有無 |
ただし、これらはあくまで一般的な相場であり、実際の買取価格は車の具体的な状態や市場動向によって変動します。同じ車種・年式でも、不動の原因や損傷状態によって数万円の差が生じることも珍しくありません。
買取価格に影響する主な要因
不動車の買取価格は、さまざまな要因によって左右されます。高価買取を目指すには、これらの要因を理解しておくことが重要です。買取価格には、以下のような要素が影響します。
- 車種・メーカー:人気車種や希少車種は高値がつきやすい
- 年式:新しい車ほど部品価値が高い
- 走行距離:走行距離が少ないほど部品の劣化が少ない
- 不動の原因:修理可能な軽度の故障は高く評価される
- 外装・内装の状態:外装・内装が良好なほど価値が高い
- 部品の需要:需要の高い部品を搭載している車は高評価
- 市場動向:海外での需要や季節要因も影響する
特に「不動の原因」は大きな影響を与えます。例えば、単純なバッテリー上がりやタイヤのパンクなど、比較的簡単に修理できる不具合の場合は、修理後に通常の中古車として再販できる可能性があるため、高値がつくことがあります。
不動車を高く売るための5つのコツ
不動車を売却する際、ちょっとした工夫で買取価格が大きく変わることがあります。ここでは、高価買取のためのコツを5つご紹介します。
これらのポイントを押さえることで、同じ不動車でも数万円、場合によっては10万円以上の差が生まれることもあります。少しの手間をかけるだけで大きなリターンが得られる可能性があるので、ぜひ実践してみてください。
1.複数業者から相見積もりをとる
不動車を高く売るための最も重要なポイントは、複数の業者に査定を依頼することです。1社だけに依頼すると、その査定額が適正かどうか判断できません。
最低でも3社以上の査定を比較することで、最も高い買取価格を提示する業者を見つけることができます。業者によって得意な車種や買取基準が異なるため、同じ不動車でも査定額に5万円以上の差がつくことは珍しくありません。そのため、不動車専門の買取業者を含め、地域密着型の業者と全国展開している業者の両方に依頼することが重要です。また、査定条件(レッカー代や手数料の有無など)を比較することも忘れずに行いましょう。
見積もり内容を他社に伝えて価格交渉をすることも効果的です。しかし、即決を迫る業者には注意が必要です。「今日決めないと買取価格が下がる」といった言葉で即断を求める業者は、他社と比較されることを恐れている可能性があります。焦らず、十分に比較検討してから決定することが大切です。
2.廃車買取相場を事前に確認する
買取を依頼する前に、自分の車の廃車買取相場を確認しておくことも非常に重要です。相場を知らないまま交渉すると、適正価格より大幅に安い金額で手放してしまう可能性があります。
インターネットの相場情報サイトを活用することで、おおよその相場観を掴むことができます。車種、年式、グレード、状態などの条件を入力すると、概算の買取相場が表示されるサービスを利用するとよいでしょう。
相場確認の際のポイントは以下の通りです。
- 複数の相場情報サイトを参照して平均値を把握する
- 自分の車と同条件(年式・グレード・状態など)の相場を調べる
- 直近の相場情報を確認する(市場価格は変動するため)
- 不動車専門の買取サイトの実績データも参考にする
相場を知っておくことで、業者との交渉時に「この車種の平均買取価格は〇〇円程度だと調べたのですが」といった会話ができ、不当に安い査定額を提示されても反論できるようになります。
3.車の状態をできるだけ正確に伝える
不動車の買取査定を依頼する際は、車の状態をできるだけ正確に伝えることが重要です。特に不動になった原因や経緯は、査定額に大きく影響します。
故障原因が明確な場合は詳細に説明することで、業者は修理可能性や部品価値を適切に判断できます。例えば「単純なバッテリー上がり」と「エンジン本体の故障」では買取価格に大きな差が生じます。
正確に伝えるべき情報には以下のようなものがあります。
- 不動になった時期と原因(わかる範囲で)
- 最後に走行した時の状態
- これまでの修理・整備歴
- 付属品の有無(スペアキー、取扱説明書など)
- 車内の状態(汚れ、臭い、破損の有無など)
- 外装の状態(キズ、へこみ、サビの程度)
- 保管状態(屋内か屋外か、水没歴の有無など)
事前に写真を撮影しておくと、より正確に状態を伝えることができます。また、修理歴のある部分や交換部品がある場合も、それらの情報を隠さず伝えることで、より適正な査定につながります。
4.必要書類を事前に準備しておく
不動車を売却する際は、必要書類を事前に準備しておくことで、スムーズな取引が可能になります。書類不備があると買取手続きが遅れるだけでなく、最悪の場合は買取を断られることもあります。
車検証は最も重要な書類であり、必ず用意しておく必要があります。車検証がない場合は再発行の手続きが必要になり、買取までに時間がかかってしまいます。
不動車買取に必要な主な書類は以下の通りです。
必要書類 | 備考 |
---|---|
自動車検査証(車検証) | 必須。紛失時は運輸支局で再発行手続きが必要 |
自賠責保険証明書 | 有効期限内のもの |
印鑑登録証明書 | 発行後3ヶ月以内のもの(法人の場合は登記簿謄本) |
実印 | 印鑑登録している印鑑 |
自動車税納税証明書 | 直近のもの |
リサイクル券 | リサイクル料金を支払っている場合 |
委任状 | 所有者と使用者が異なる場合など |
これらの書類をあらかじめ用意しておくことで、買取業者が来訪した際にスムーズに手続きを進められます。特に車検証と印鑑証明書は買取手続きに必須の書類なので、紛失していないか事前に確認しておきましょう。
5.車内の清掃と不用品の整理をする
不動車であっても、車内の清掃と不用品の整理を行うことで、査定額がアップする可能性があります。特に内装の状態は車のパーツとしての価値に影響を与えるため、清掃は重要です。また、車内に残された個人的な物品は必ず撤去しましょう。貴重品や個人情報を含む書類を車内に置き忘れると、トラブルの原因になることがあります。
車内のゴミや不用品を取り除き、ホコリや汚れをできる範囲で清掃することが大切です。取り外し可能なカーナビやオーディオなどの付属品については、どう扱うか事前に決めておきましょう。また、純正部品を取り外していた場合は、元に戻しておくことをおすすめします。カスタムパーツを取り付けている場合は、事前にその旨を申告することが求められます。
車内灯は、エンジンがかからなくてもバッテリーがあれば点灯するため、夜間でも車内の清掃が可能です。さらに、外装もできる範囲で水洗いや汚れ落としをしておくと、「大切に使っていた車」という印象を与えることができ、査定時にプラスの影響を与えるでしょう。
不動車買取における注意点と対策
不動車を売却する際には、いくつかの注意点があります。これらを事前に知っておくことで、トラブルを避け、スムーズな取引を実現できます。
特に不動車の場合は通常の中古車買取とは異なる点も多いため、事前に確認しておくべきポイントを押さえておきましょう。正しい知識を持って取引に臨むことで、後悔のない売却が可能になります。
レッカー代や手数料の確認
不動車買取では、車の引き取りにレッカー車が必要になるケースがほとんどです。このレッカー代や各種手数料が買取額から差し引かれることがあるため、事前に確認が必要です。
無料引き取りをうたう業者でも隠れた費用があることがあります。最終的な手取り額を明確にするため、見積もり時に全ての費用を確認しましょう。
確認すべき主な費用項目は以下の通りです。
費用項目 | 一般的な相場 | 備考 |
---|---|---|
レッカー代 | 10,000円〜30,000円 | 距離や車種によって変動 |
引取手数料 | 0円〜10,000円 | 専門業者は無料のことが多い |
廃車手続き代行料 | 5,000円〜15,000円 | 永久抹消登録の場合 |
キャンセル料 | 0円〜実費 | 契約後のキャンセル時 |
出張査定料 | 0円〜5,000円 | 多くの業者は無料 |
専門の廃車買取業者の多くは、これらの費用を全て含んだ金額を提示するか、無料サービスとして提供していることが多いです。一方、一般の中古車買取業者では、これらの費用が別途発生することがあるため、必ず事前に確認しましょう。
買取後のトラブル防止策
不動車の買取後にトラブルが発生するケースもあります。特に名義変更や廃車手続きが適切に行われなかった場合、後々まで責任が残る可能性があるため注意が必要です。
買取契約書の内容を必ず確認することが重要です。特に名義変更や廃車手続きの期限、責任の所在などが明記されているか確認しましょう。
トラブル防止のためのチェックポイントは以下の通りです。
- 買取契約書に名義変更期限が明記されているか
- 引渡し日と支払日が明確になっているか
- 車両の状態や不具合が正確に記載されているか
- 支払方法(現金か振込か)が明確になっているか
- キャンセル時の条件が記載されているか
- 個人情報の取り扱いについて記載があるか
また、車を引き渡す際には必ず「譲渡証明書」を作成し、コピーを保管しておくことをおすすめします。これにより、万が一トラブルが発生した場合も、自分が車を適切に譲渡したことを証明できます。
還付金の確認と請求方法
不動車を廃車にする場合、自動車税や自動車重量税の一部が還付される場合があります。これらの還付金を受け取ることで、実質的な手取り額を増やすことができます。
還付金の存在を知らずに損をしないよう注意することが大切です。業者によっては還付金の存在を説明せず、自社の収入としてしまうケースもあります。
主な還付金と請求方法は以下の通りです。
還付金の種類 | 還付対象期間 | 請求方法 |
---|---|---|
自動車税 | 廃車月の翌月から年度末まで | 都道府県税事務所に申請 |
自動車重量税 | 車検残存期間 | 運輸支局で廃車手続き時に申請 |
自賠責保険料 | 解約時から満期までの期間 | 保険会社に解約手続き |
リサイクル料金 | 預託済みの場合全額 | 資金管理法人に申請 |
廃車買取業者の中には、これらの還付金の代行申請サービスを提供している業者もあります。その場合は手数料が発生することもありますが、自分で手続きする手間が省けるメリットがあります。
不動車買取業者の選び方
不動車を高く売るためには、信頼できる買取業者を選ぶことが重要です。業者選びを間違えると、買取価格が大幅に下がるだけでなく、様々なトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
ここでは、数ある不動車買取業者の中から、信頼できる業者を見極めるためのポイントを解説します。適切な業者選びが、不動車売却の成功を左右すると言っても過言ではありません。
専門業者と一般買取業者の違い
不動車の買取を依頼する際は、一般の中古車買取業者と不動車専門の買取業者の違いを理解しておくことが重要です。それぞれに特徴があり、車の状態によって適切な業者が異なります。
不動車専門業者は解体・パーツ販売のノウハウがあるため、一般的に不動車の買取価格が高くなる傾向があります。特に重度の故障や事故車の場合は、専門業者に依頼するのが賢明です。
項目 | 一般中古車買取業者 | 不動車専門買取業者 |
---|---|---|
得意分野 | 自走可能な中古車 | 動かない車、事故車など |
買取価格の傾向 | 軽度の不動なら高額、重度は低額 | 重度の不動でも部品価値を評価 |
レッカー対応 | 有料の場合が多い | 無料対応が一般的 |
廃車手続き | 対応していない場合も | 無料代行が多い |
再販方法 | 主に中古車として販売 | 部品販売や素材リサイクル |
軽度の故障で、修理すれば走行可能になるような車の場合は、一般の中古車買取業者でも高値がつくことがあります。一方、エンジンやトランスミッションなど重要部分に大きな故障がある場合は、不動車専門業者の方が高く買い取ってくれる可能性が高いです。
信頼できる業者の見分け方
不動車買取業界には、残念ながら悪質な業者も存在します。高額査定をうたって実際は低価格で買い叩いたり、様々な名目で追加料金を請求したりするケースもあるため、業者選びには慎重さが求められます。
公式サイトの情報量と透明性をチェックすることで、信頼性の高さを判断できます。料金体系や買取条件、会社概要などが明確に記載されている業者は信頼できる可能性が高いです。
信頼できる業者の主な特徴は以下の通りです。
- 古物商許可証を取得している
- 会社所在地や連絡先が明確に記載されている
- 買取実績や顧客の声が具体的に掲載されている
- 料金体系(レッカー代や手数料など)が明確
- 強引な勧誘や即決を迫る行為がない
- 質問や相談に丁寧に回答してくれる
- 無料見積もりを提供している
また、インターネット上の口コミや評判も参考になります。ただし、極端に良い評価や悪い評価ばかりの場合は、ステマやネガキャンの可能性もあるため、複数のサイトで情報を確認することをおすすめします。
海外販売ルートを持つ業者のメリット
不動車買取業者の中には、海外への販売ルートを持っている業者も存在します。このような業者に依頼することで、より高額な買取が期待できる場合があります。
国内では需要が低くても海外では人気がある車種があるため、海外販売ルートを持つ業者は独自の視点で車の価値を評価します。特に日本車は海外での評価が高い傾向にあります。
海外販売ルートを持つ業者のメリットとして、国内では価値が低いとされる車でも高額で買い取ってくれる場合があります。また、特定のメーカーや車種に強みを持っている業者も多く、パーツ単位での価値評価を行うことができるため、廃車としてではなく中古車としての転用可能性を見込んでくれることもあります。さらに、市場価格の変動に柔軟に対応できる点も魅力です。
特に東南アジアやアフリカ諸国では、日本の中古車やパーツの需要が高いため、こうした地域へのルートを持つ業者は、不動車であっても比較的高い価格で買い取る傾向があります。査定を依頼する際に「海外への販売ルートはありますか?」と質問してみるのもよいでしょう。
不動車買取の具体的な流れ
不動車を売却する際の具体的な流れを理解しておくことで、スムーズな取引が可能になります。
ここでは、査定依頼から代金受け取りまでの一連の流れを詳しく解説します。通常の中古車買取とは異なる点もあるため、事前に手順を把握しておきましょう。
査定依頼から見積もり取得まで
不動車買取の第一歩は、業者への査定依頼です。インターネットや電話で簡単に依頼できますが、いくつかのポイントを押さえることで、より正確な見積もりを取得できます。
写真を添付すると正確な査定が得られる傾向があります。車の外観、内装、エンジンルーム、車検証などの写真を撮影し、査定依頼時に添付すると、より具体的な見積もり金額を提示してもらえます。
査定依頼から見積もり取得までの流れは以下の通りです。
- インターネットや電話で査定を依頼する
- 車種、年式、走行距離、不動の原因などの基本情報を伝える
- 車の状態がわかる写真があれば添付する
- 業者からの連絡を待つ
- 通常は24時間以内に連絡がある
- 複数業者に依頼した場合は連絡先を整理しておく
- 概算見積もりを受け取る
- 電話やメールで概算金額が伝えられる
- この段階では確定金額ではない点に注意
- 現車確認の日程を調整する
- 業者が車の保管場所まで来訪する日時を決める
- 複数業者の場合は同日に設定するのも一つの方法
- 現車確認と最終見積もり
- 業者が実際に車を確認して最終的な見積もり額を提示
- この段階で詳細な条件(レッカー代など)も確認
複数の業者から見積もりを取得した場合は、単純に買取金額だけでなく、レッカー代や手数料、引き取りまでの待機期間なども含めて総合的に比較することが重要です。
契約から車引き取りまで
見積もりに納得できたら、次は契約と車の引き取りとなります。この段階では書類の準備や引き渡しの段取りが重要になります。
契約書の内容を必ず確認してから署名することが重要です。特に買取金額や支払条件、車の引き取り日時などの重要事項に間違いがないか確認しましょう。
契約から引き取りまでの流れは以下の通りです。
- 買取契約を締結する
- 契約書の内容を確認(買取金額、支払方法、引き取り日など)
- 不明点は必ず質問して解消しておく
- 必要書類を準備・提出する
- 車検証、印鑑証明書、自賠責保険証など必要書類を用意
- 譲渡証明書に署名・捺印する
- 車のナンバープレートを取り外す
- 業者が代行する場合もある
- 取り外したナンバープレートは後日返納が必要
- 車の引き取り日時を確認する
- 引き取り当日は立ち会いが必要な場合が多い
- 引き取り場所への入口や障害物の有無も伝えておく
- レッカー車で引き取り
- 業者がレッカー車で来訪し車を積み込む
- 車内の私物が残っていないか最終確認する
車の引き渡し時には、車内に貴重品や個人情報を含む書類が残っていないか必ず確認しましょう。また、カーナビの登録情報やETCカードなども忘れずに取り出しておくことが重要です。
代金受け取りと名義変更・廃車手続き
不動車買取の最終段階は、買取代金の受け取りと名義変更または廃車手続きです。この段階でも注意点があるため、しっかりと確認しておきましょう。
名義変更や廃車手続きの完了を必ず確認することが重要です。手続きが適切に行われなければ、その後のトラブル(税金の請求や違反・事故の責任)につながる可能性があります。
代金受け取りと手続きの流れは以下の通りです。
- 買取代金を受け取る
- 現金または振込で代金を受け取る
- 領収書や買取証明書も受け取っておく
- 名義変更または廃車手続きの確認
- 業者が手続きを代行する場合が多い
- 手続き完了後の通知や証明書の受け取り方を確認
- ナンバープレートの返納
- 自分で取り外した場合は運輸支局に返納
- 業者に依頼した場合は確認書を受け取る
- 還付金の申請(該当する場合)
- 自動車税や重量税の還付金申請手続き
- 業者が代行する場合は手数料の確認
- 自動車保険の解約
- 任意保険の解約手続き
- 解約返戻金がある場合は受け取り方法の確認
買取代金の支払い方法は業者によって異なります。現金払いの場合はその場で受け取れますが、振込の場合は入金確認まで数日かかることもあります。契約時に支払い条件を明確にしておくことが重要です。
まとめ
不動車の買取は、正しい知識と適切な業者選びによって大きく結果が変わります。本記事で解説したように、不動車であっても売却できる可能性があり、車種や状態によっては高額になることもあります。
本記事の情報を参考に適切に売却することで、思わぬ収入になる可能性があります。車を手放す際は、ぜひ複数の業者に査定を依頼して、大切な車の最後の価値を最大限に引き出してください。

最短30分で駆けつけます!
車の故障・パンク・事故車のけん引など、
車のトラブルは「カーレスキュー隊24」に
お任せください。
便利なお支払い方法も充実!
-
現金OK
-
カード払いOK
-
後払い決済OK