
もし愛車が動かなくなってしまったら?レッカー料金相場は「基本料金+距離料金+作業費」で決まります。夜間割増レッカーや高速作業料金など、高額になりがちな追加費用ロードサービスを回避するためのレッカー見積もり見方を、専門ライターがわかりやすく解説します。
料金は「基本+距離+作業」が軸。夜間・高速・特殊作業で上振れする
レッカー料金は、「基本料金(=出動料金)」「距離料金(=運ぶ距離)」、そして「作業費(=落輪引き上げや特殊作業費)」の三要素を軸に算出されますが、夜間、高速道路上での作業、またはEV/HV車のような特殊車両のけん引が必要な場合に大きく上振れ(高額になること)する可能性があります。
ロードサービスは、24時間365日対応を求められますが、夜間や特殊な場所(高速道路上など)での作業は危険度が増すため、人件費や特殊な機材(積載車など)の手配に関わる追加費用が発生するからです。特に夜間のレッカー出動は、夜間割増レッカーとして料金が加算されるのが一般的です。
具体例
一般道でバッテリー上がりやパンクなど、現場で解決できる軽微な故障であれば、任意保険付帯のロードサービスの無料範囲内で済むことがほとんどです。しかし、故障がO2センサーヒーターの断線(例えば、故障コードP0135,P0141,P0161が検出された場合など)のように、その場での修理が困難な場合、あるいは高速道路上で自走不能になった場合は、レッカーによる回送(=レッカーや積載車で運ぶこと)距離によって料金が発生します。
ひとことまとめ
レッカー料金相場は、任意保険付帯の無料範囲をしっかり把握し、夜間や高速道路といった追加費用が発生しやすい条件での作業は、見積もりを取ることで無駄な出費を防ぎましょう。
まず知るべき仕組み:基本料金/距離料金/作業費の考え方
レッカー料金の見積もりは、「基本料金」「距離料金」「作業費」の3つの要素によって構成されることが基本であり、この内訳を理解することが見積もりの見方の第一歩となります。
ロードサービス業者は、車両のけん引(回送)という主要サービスに加え、現場での応急修理(作業費)や、車両を目的地まで届けるための移動費(距離料金)を明確に分けて請求するからです。
料金の構成要素
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基本料金(出動費):
レッカー車が現場へ出動した時点で発生する固定料金です。現場での作業が短時間で終わった場合でも、この基本料金は請求されます。 -
距離料金:
けん引(回送)する距離に応じて発生する料金です。通常、1kmあたりの単価で計算されますが、一定距離(例:任意保険付帯の無料範囲)を超過した場合にのみ課金されることが一般的です。
一般道(下道)ではなく、高速道路を通って回送する場合、その高速道路の通行料(実費)も加算されます。 -
作業費:
落輪からの引き上げ、鍵閉じ込みの解除、特殊なけん引が必要な場合の積み替え作業など、レッカー移動以外の作業にかかる料金です。
ひとことまとめ
レッカー料金は「基本料金+距離料金+作業費」で成り立っています。どの部分が無料範囲か、任意保険付帯サービスの内容と照らし合わせて確認しましょう。
相場感のつかみ方:都市部/郊外/時間帯での幅
レッカー料金相場は、現場の地域(都市部か郊外か)や時間帯(日中か夜間か)によって変動します。大まかなレンジを知っておくと、見積もりの適正性を判断しやすくなります。
ロードサービス業者は、夜間や郊外など出動に時間やコストがかかる場合に割増料金を設定していることが多いためです。また、車両が高速道路上で停止している場合は、高速特別料金が発生する可能性があります。
一般的なレッカー料金レンジ例
(注:以下の数値は、一般論に基づく幅を示すための例であり、実際の料金は変動します。最終判断は各社の最新案内に従う必要があります。)
| 項目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 出動・基本料金 | [例:10,000円〜20,000円] | 軽作業(バッテリー上がり等)を含むことが多い。 |
| 距離料金(1km) | [例:400円〜800円] | 無料範囲超過分に適用。長距離回送は費用が増す。 |
| 夜間割増 | 基本や作業の[例:1.2〜1.5倍] | 夜間(22時〜翌8時など)の出動に加算。 |
| 保管料(1日) | [例:3,000円〜5,000円] | 修理工場が車両を受け取れない場合の費用。 |
| 高速作業料金 | 現場待機時間や特殊作業費に応じて追加 | 高速道路上での作業は特殊料金がかかる場合がある。 |
具体例(地域・夜間)
夜間の郊外や山間部でのスタック(脱出不能)の場合、レッカー車が現場まで到着する時間(現場待機)が長くなる可能性があり、料金が高くなるだけでなく、夜間割増が適用されるため、レッカー料金相場の上限に近い金額が請求されることがあります。
ひとことまとめ
レッカー料金相場には地域や時間帯による幅があります。夜間割増や距離料金の計算方法を、見積もり時に確認しましょう。
追加費用になる条件:溝落ち・積み替え・方向転換・ドーリー使用・立ち会い待機
レッカー料金の追加費用は、自走不能な車両をけん引作業が複雑になる状況(落輪や積み替え)や、レッカー業者の拘束時間が長引く場合(立ち会い待機)に発生します。
通常のけん引作業(単に積載車に載せるなど)を超える特殊な技術や機材(クレーン、ドーリーなど)が必要な場合、または顧客の都合でレッカー業者が現場や回送先で待機せざるを得ない場合、時間と人件費が発生するため、追加費用ロードサービスとして請求されます。
追加費用が発生しやすいケース
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脱出作業(特殊作業費):
車両が溝落ち(=側溝などに落輪し、自力脱出不能な状態)した際の引き上げ作業。落輪の深さや車両の傾きに応じて作業費が変動します。
スタック(雪や泥に埋まって空転する状態)からの脱出作業。 -
車両の特殊な取り扱い:
ドーリー(=車輪を浮かせた状態でけん引するための補助台車)やホイールリフト(=車輪を持ち上げてけん引するレッカー方法)を使用する必要がある場合(特に4WD車や、パーキング解除不可の車両)。
積載車の荷台での積み替え(車両の方向転換)や移動。 -
現場待機/立ち会い待機:
ドライバーの指示により、現場で作業開始まで待機する時間。
回送先の修理工場が営業時間外などで車両を受け取れず、ドライバーやレッカー業者が立ち会いのために待機する時間。保管料(=工場やヤードに車を置く費用)が発生しない代わりに待機費用が請求される場合があります。
ひとことまとめ
追加費用を避けるため、現場での複雑な作業は極力減らし、回送先の修理工場への到着時間や受け入れ体制を事前に確認し、立ち会い待機時間を短縮しましょう。
夜間・早朝の割増:時間帯ルールとよくある倍率の目安
レッカー料金には、夜間や早朝の作業に対して夜間割増が適用されます。この割増は、基本料金や作業費に対して一定の倍率で計算されるのが一般的です。
深夜や早朝の作業は、人件費の割増や緊急出動の手配コストが日中よりも高くなるため、ロードサービスの料金にも反映されるからです。
夜間割増の適用ルール
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時間帯の目安:
多くのロードサービスで、夜間は22時(午後10時)から翌朝8時頃までの出動に対して割増が適用されることが多いです(地域や会社で異なる)。 -
割増の相場:
基本料金や作業費に対し、夜間割増は[例:1.2〜1.5倍]程度が目安となります。
具体例(時間帯)
事故や故障で夜間の高速道路上に停止してしまった場合、高速作業料金に加えて夜間割増レッカーも加算されます。例えば、溝落ちからの引き上げ作業(作業費)が夜間に行われた場合、作業費自体に割増が適用されます。
ひとことまとめ
夜間割増レッカーの料金は、基本料金や作業費に乗算されます。夜間に依頼する場合は、必ず見積もり時に夜間割増が適用されるかを確認しましょう。
高速道路での作業:料金・安全要件・降ろし場所の決め方
高速道路でのレッカー作業には、高速特別料金が発生することがあり、また、安全確保のために路肩での作業は避け、速やかに安全な場所へ回送(回送=レッカーや積載車で運ぶこと)することが安全要件として求められます。
高速道路上は交通量が多くスピードも速いため、二次事故のリスクが極めて高いからです。このため、路肩での現場対応や作業は極力避け、安全なSA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)や一旦下道に降りてから積載車への積み替えを行うなど、特別な対応が必要となります。
高速作業料金と安全要件
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高速特別料金:
高速道路上での作業(現場待機やけん引作業)には、高速特別料金や渋滞割増が別途かかる場合があります(料金は道路会社やロードサービス業者により異なります)。
けん引用に必要な積載車が高速道路を利用した場合、通行料は実費精算となります。 -
安全退避の徹底:
高速道路での故障時は、人命最優先で車外のガードレール外側など安全な場所へ退避し、安全三角表示板や発炎筒で後方警戒を徹底します。路肩でのタイヤ交換や応急修理など、危険な路上作業は絶対にダメです。 -
降ろし場所の決め方:
レッカー業者に依頼する際、回送先は最寄りのインターチェンジ(IC)ではなく、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)など、安全に車を受け渡せる場所を第一候補として伝えます。その後、下道(一般道)を利用して、希望の修理工場まで回送を依頼することも可能です。
ひとことまとめ
高速道路での作業は料金も高額になるうえ、危険です。退避を最優先し、ロードサービスにはキロポスト(=高速道路の距離を示す標識)などの正確な位置情報を伝え、安全なSA/PAでの降ろし場所を提案しましょう。
車両や状態別の差:EV・HV・4WD・車高、鍵無し・パーキング解除不可など
レッカー料金は、車両の種類(EV・HV車、4WD車)や故障の状態(鍵無し、パーキング解除不可など)によって、必要な作業や機材が変わり、料金に差が出ます。
特殊な車両や操作ができない車両は、通常のけん引方法(ホイールリフトなど)が使えなかったり、積載車(フラットベッド)や特殊なドーリーの使用が必須になったりするため、作業費が割高になるからです。
車両・状態別の追加費用リスク
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EV/HV車:
高電圧システムの保護のため、原則として積載車(フラットベッド)での回送(回送=レッカーや積載車で運ぶこと)が推奨されます。ホイールリフトやドーリーの使用は、回生ブレーキの影響などによりシステム損傷のリスクがあるため、メーカー指定のけん引ルールを遵守する必要があります。 -
4WD(AWD)車:
4WD車は、前後輪すべてが駆動に関わるため、けん引時に4輪すべてを接地させない積載車での回送が必要となります。ドーリーやホイールリフトの使用が可能な場合もありますが、追加費用が発生する可能性があります。 -
特殊状態の車両:
車高が低いカスタム車は、積載車への積み替え時やけん引時に車体を損傷しないよう、特殊な作業やドーリーが必要となる場合があります。
鍵無しやP解除不可(パーキング解除ができない状態)の車両は、けん引する際に車輪をフリーにするための特殊な作業(ドーリー使用やパーキングロック解除)が必要となり、作業費が増加します。
具体例(故障コード)
例えば、ハイブリッド車でウォーターポンプの不良によりHV故障コード(例:P3130-346)が検出されハイブリッドシステムウォーニングランプが点灯した場合、自走は不能であり、専門知識を持つロードサービスによる積載車での回送が必要となります。
ひとことまとめ
EV・HV車や4WD車、P解除不可の車両は、けん引ルールが特殊です。見積もりを依頼する際、必ず車両の特殊情報を伝え、積載車の料金を確認しましょう。
見積もりの読み方:項目の抜け・二重計上・曖昧表現のチェックポイント
レッカー見積もり見方の基本は、提示された料金が「基本料金、距離料金、作業費」の3要素に明確に分かれており、夜間割増や高速作業料金などの追加費用が二重計上されていないか確認することです。
見積もりが曖昧だと、作業完了後に予期せぬ追加費用を請求されるトラブルに繋がりやすいからです。特に、任意保険付帯の無料範囲を超える回送距離や特殊作業が発生する場合は、内訳の確認が必須です。
見積もりチェックポイント
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項目の明確化:
基本料金、距離料金(無料範囲を超えた距離)、作業費(落輪、積み替え、ドーリー等)がそれぞれいくらか、明確に記載されているか。 -
二重計上の確認:
夜間割増が基本料金のみにかかっているか、それとも距離料金や作業費にも二重計上されていないか確認します。
高速道路を利用した場合、通行料(実費)と高速特別料金が別項目として明確に分けられているか確認します。 -
曖昧表現のチェック:
「諸経費」「その他」といった曖昧な項目がないか確認します。もしあれば、具体的な内容(例:現場待機費用、燃料費など)を尋ねましょう。 -
搬送先の確認:
レッカーで運ぶ修理工場(降ろし先)が、保険の無料範囲内で収まる距離か確認します。
ひとことまとめ
レッカー見積もり見方では、追加費用となる作業費や夜間割増の内訳を細かく確認し、二重計上などのトラブルを避けましょう。
トラブルを避ける伝え方:場所・症状・車種・降ろし先・支払い方法
レッカー業者に依頼する際は、現場の場所、症状(故障の状態)、車種(EV/HV車や4WD車)、そして支払い方法を含む正確な情報を簡潔に伝えることで、スムーズな見積もりとトラブル回避に繋がります。
レッカー業者は、これらの情報に基づいて必要なレッカー車(積載車かホイールリフトかなど)や特殊な作業の有無を判断し、正確な料金を算出するからです。特にEV/HV車や4WD車はけん引ルールが異なるため、車種と駆動方式を伝えることが重要です。
見積依頼時に伝える情報
| 項目 | 入力例 | レッカー見積もりへの影響 |
|---|---|---|
| 現在地 | 高速名・上下線・キロポスト/下道は交差点名 | 距離料金、高速作業料金の決定。 |
| 車両情報 | メーカー・車名・年式・駆動(2WD/4WD) | 特殊作業費、積載車の必要性。 |
| 状態 | 始動不可・事故・鍵無し・P解除不可等 | 作業費、ドーリーの必要性。 |
| 希望 | 搬送先住所・夜間・下道or高速 | 回送距離と夜間割増の決定。 |
| 支払い方法 | 現金、カード、保険付帯の利用 | 業者による対応可否の確認。 |
具体例(症状)
もしエンジンが始動しない場合、単なるバッテリー上がり(現場対応可能)なのか、それともフューエルポンプ(燃料を送るポンプ)の不良(例:クラウンのエンジン始動不良)なのかによって、必要な作業と回送の必要性が変わります。ロードサービスには、症状を可能な限り詳しく伝えましょう。
ひとことまとめ
レッカー料金のトラブルを避けるため、通話時に症状、車種、距離、夜間の有無を漏れなく伝えることが、見積もりの見方以前の重要なステップです。
無料・割引の可能性:任意保険付帯/会員制サービス/クレカ特典の使い分け
レッカー料金の費用を抑えるためには、自分が加入している任意保険付帯のロードサービス、JAFなどの会員制サービス、またはクレジットカードの特典に無料回送距離や割引サービスが含まれていないか確認し、賢く使い分けることが大切です。
これらのサービスは、レッカー回送の無料範囲が設定されていることが多く、その無料範囲内であれば、費用を支払うことなく回送(回送=レッカーや積載車で運ぶこと)を依頼できるからです。
無料・割引の活用術
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任意保険付帯サービス:
ほとんどの任意保険にはロードサービスが付帯しており、多くの場合、レッカー回送距離に無料範囲(例:50kmまで、または無制限など契約により異なる)が設定されています。
バッテリー上がりや鍵閉じ込みなど、現場対応可能な軽作業は、無料で利用でき、通常等級ダウンの対象外です。 -
会員制サービス(JAFなど):
JAFは、保険付帯サービスの無料範囲を超えた長距離けん引や、雪道・ぬかるみからの脱出作業など、複雑な作業において無料または割引が適用される場合があります。 -
クレジットカード特典:
一部のゴールドカードなどには、ロードサービスが付帯されており、短距離のレッカー回送や現場対応が無料となる特典がある場合があります。
ひとことまとめ
高額になりがちなレッカー料金は、任意保険付帯サービスが第一選択です。無料範囲を超えそうな場合は、JAFやクレカ特典の割引サービスを比較し、賢く使い分けることが重要です。
保管料・キャンセル料:1日単価や出動後の取り扱い
レッカーでの回送(回送=レッカーや積載車で運ぶこと)後、修理工場が車両を受け取れない場合や、依頼後にキャンセルした場合、保管料(=工場やヤードに車を置く費用)やキャンセル料が追加費用として発生することがあります。
レッカー業者は、依頼を受けて出動した時点で人件費や燃料費が発生しています。また、車両の保管にはスペース費用がかかるため、保管料は実費としてドライバー側に請求されます。
保管料とキャンセル料の注意点
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保管料の発生:
レッカー車が修理工場に到着した際、工場が営業時間外だったり、受入体制が整っていなかったりする場合、一時的にレッカー業者のヤードなどで車両が保管されます。
保管料は1日あたり[例:○○円〜]程度の費用が追加費用として発生します。 -
キャンセル料:
ロードサービスに依頼し、レッカー車が現場へ出動した後にキャンセルした場合、出動費や作業費用の一部がキャンセル料として請求される可能性があります。 -
キャンセルのタイミング:
レッカー料金が発生し始めるのは、レッカー車が現場に到着した後ではなく、出動した時点、または作業を開始した時点であることが多いです。
ひとことまとめ
レッカー依頼時には、回送先の修理工場への到着時間や営業時間を確認し、保管料やキャンセル料の発生を避けるようにしましょう。
支払いと領収書:現金・カード・後日清算、明細の保管
ロードサービスの料金支払い方法は、現金が基本ですが、カード決済や任意保険付帯サービスによる後日清算が可能な場合があります。また、費用を領収書として受け取り、明細を保管しておくことは、保険金請求や見積もり見方の確認のために重要です。
任意保険付帯のロードサービスで無料範囲を超えた費用を請求する場合、領収書や作業明細が必要となるからです。また、レッカー業者がカード決済に対応していない場合もあるため、事前に支払い方法を確認しておく必要があります。
支払いと領収書に関する実務
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支払い方法:
一般のロードサービス業者の場合、現金またはカード決済が一般的です。
任意保険付帯サービスやJAFを利用する場合、無料範囲内であれば費用発生はありませんが、回送超過料金や実費(高速通行料など)が発生した場合は、現場で現金またはカードで支払うか、後日清算(保険会社経由)となるか、通話時に確認が必要です。 -
領収書と明細の保管:
支払った費用の領収書と作業明細(基本料金、距離料金、作業費が明確に分かるもの)は、必ず受け取り、保管しておきましょう。
ひとことまとめ
レッカー料金の支払い方法を事前に確認し、領収書と明細を保管しておくことが、後の保険金請求や無料範囲内の利用証明のために重要です。
まとめ&FAQ:よくある誤解とチェックリスト(距離・作業・時間帯の3点確認)
レッカー料金相場に関するよくある誤解を避け、追加費用ロードサービスの発生を防ぐには、けん引距離、作業内容(特殊作業の有無)、時間帯(夜間の割増)の3点を見積もり時に確認することが重要です。
これらの3要素が、任意保険付帯のロードサービスの無料範囲を逸脱し、高額な追加費用が発生する主要な原因だからです。
FAQ(よくある質問)
Q1:レッカー料金を安く抑えるための最も賢い方法は?
A1:まず、ご自身の任意保険付帯のロードサービスのレッカー回送距離の無料範囲を確認し、その無料範囲内(例:50kmまで、または無制限など)に収まる修理工場を回送先として指定することが最も賢い方法です。無料範囲を超過する場合は、JAF会員権やクレジットカード特典の割引サービスを比較検討しましょう。
Q2:夜間割増レッカーの料金は、基本料金だけでなく距離料金にもかかりますか?
A2:夜間割増の料金体系はロードサービス業者によって異なりますが、基本料金や作業費に対して夜間割増([例:1.2〜1.5倍]程度)が適用されるのが一般的です。距離料金全体に割増がかかる場合もありますので、見積もり時に夜間割増がどの項目にかかるのか明確に確認してください。
Q3:高速道路でレッカーを呼ぶ場合、費用が高くなる以外に注意点はありますか?
A3:費用が高くなることに加え、安全確保が最優先です。高速道路上での路上作業は危険なため、人命最優先で車外のガードレール外側へ退避し、安全三角表示板や発炎筒を設置した後、ロードサービスの到着を安全な場所で待ちます。回送(回送=レッカーや積載車で運ぶこと)先は、SA/PAや最寄りのインターチェンジ(IC)など、安全な場所を指定しましょう。
Q4:レッカー見積もり見方で、追加費用として特に注意すべき項目は?
A4:追加費用で高額になりがちなのは、落輪・スタックからの引き上げ作業費や、鍵無し・P解除不可の車両に対する特殊作業費です。また、修理工場が閉まっていてレッカー車を現場待機させる場合や、車両を預かってもらう場合の保管料(=工場やヤードに車を置く費用)にも注意が必要です。
Q5:故障コードが出ている場合、レッカー費用に影響はありますか?
A5:故障コードが出ていること自体が料金に直接影響するわけではありませんが、故障がO2センサー不良(例:P0135,P0141)やスロットルボディの不調(例:アイドリングが不安定になるP1603,P1605)など、現場対応での応急修理が困難な内容の場合、レッカーによる回送(回送=レッカーや積載車で運ぶこと)が必須となります。この回送距離が長くなると費用が発生するため、レッカーが必要かどうかを判断するための重要な情報となります。
見積チェックリスト
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料金体系の確認(3つの軸)
[ ]基本料金(出動費):無料範囲内ですか?
[ ]距離料金(回送距離):無料範囲を超過する距離は何kmですか?(回送超過料金の確認)
[ ]作業費:落輪引き上げやドーリー使用の追加費用は含まれていますか? -
夜間・高速割増の確認
[ ]夜間割増が適用される時間帯ですか?(適用される場合、料金の倍率を確認)
[ ]高速道路を利用しますか?(高速特別料金、通行料、高速作業料金の有無を確認)
[ ]現場待機や渋滞割増の有無を確認しましたか? -
通話時の情報伝達チェック
[ ]現在地(キロポスト含む)を正確に伝えましたか?
[ ]車両情報(EV/HV、4WD、車高など)を伝えましたか?
[ ]状態(鍵無し、P解除不可など)を伝え、見積もりの作業費に含まれているか確認しましたか?
[ ]支払い方法(現金/カード/保険付帯)と搬送先を伝えましたか? -
安全退避の徹底
[ ]高速道路ではガードレール外側で待機していますか?(人命最優先)
[ ]安全三角表示板と発炎筒を設置しましたか?

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