レッカー相場はいくら？距離・時間帯・車種で変わるレッカーの相場

運転中に車が故障し、走行不能となったとき、現場から整備工場まで車を運ぶレッカー（回送）サービスが不可欠となります。しかし、このレッカー移動にかかる料金の相場がいくらなのか、事前に知っているドライバーは少ないかもしれません。ロードサービスは、距離、時間帯、車の状態など、さまざまな要因で相場が大きく変動するためです。

この記事は、ロードサービスの専門ライターが、レッカーを依頼する前に知っておきたい料金の目安の仕組みと、高額請求を避けるためのチェックポイントを、分かりやすく解説します。

料金の目安は「基本＋距離＋作業」で決まり、時間帯と場所で変動

ポイント一言：料金の相場は依頼先の契約によって自己負担が大きく変わる

車が走行不能となりロードサービスを依頼する場合、費用の相場は、サービスの基本料金、移動距離に応じた距離課金、そして現場作業費の3要素で構成されています。

理由：レッカー業者の費用と人件費の変動

ロードサービス業者は、24時間365日対応するための人件費や、高額な作業車両の維持費用がかかっています。そのため、料金の目安は、これらの費用に加えて、夜間や高速道路といった危険を伴う作業には割増料金が設定される場合が多いです。また、依頼しているロードサービスの契約（保険付帯など）によって、無料でレッカーを依頼できる距離や費用の上限が定められています。

具体例：故障によるレッカーの必要性

レッカーを依頼する状況は、単純なバッテリー上がりではなく、エンジンの電子制御系の故障による走行不能である場合が非常に多いです。例えば、G-scanなどの診断機が必要なO2センサーの不具合（P0171やP0155など）やエアフロセンサの特性異常、さらにはオイルコントロールバルブの詰まりによるVVT制御の不調（P1349）など、自走が危険な故障がレッカーを依頼する主な原因となります。

まとめ

料金の目安を把握するためには、「基本料金＋距離＋作業」の内訳を知り、依頼先の契約による無料枠を確認することが重要です。

料金の仕組み入門：基本料金・距離課金・現場作業費

ポイント一言：料金の目安を構成する3つの料金要素を理解する

ロードサービスに依頼するときの料金の相場は、主に以下の3つの項目で算出されます。

基本料金（出動・作業基本料）：現場に作業車両が出動し、故障車を積載車に積み込むまでの基本費用です。
距離課金（回送距離による課金）：レッカーで車を運ぶ距離（回送）に応じて、1kmあたり○○円といった形で加算される料金です。料金の目安は、この距離課金が占める割合が大きくなる場合があります。
現場作業費（特殊作業費）：溝落ち、雪道でのスタックからの引き上げ、ドーリー（タイヤが回らない車を運ぶための台車）の使用、エンジンの始動不良に対する応急処置などがこれにあたります。

理由：レッカー作業の難易度と時間を反映する

ロードサービスは、故障車の状態や停止位置によって作業の難易度が大きく異なります。料金の目安が変動するのは、こうした作業の複雑さを反映しているからです。例えば、エンスト検出（P1603）やアイドル不安定（P1605）といった症状で停止した場合、現場で応急処置が必要となる場合がありますが、その費用は基本料金とは別に計上されます。

具体例：無料枠の活用

ロードサービスが保険付帯である場合、基本料金と一定距離の回送（レッカーで車を運ぶこと）費用は無料枠に含まれることが一般的です。この無料枠を超過した距離のみが自己負担となり、この自己負担分が料金の目安の検討対象となります。

まとめ

料金の目安を知るには、まず基本料金と距離課金の無料枠の有無を確認しましょう。

距離で変わるレッカーの相場：都市部／郊外／長距離の違い

ポイント一言：長距離になるほど、レッカーの相場は距離課金の影響を強く受ける

レッカー料金の相場は、故障現場から搬送先までの移動距離に大きく左右されます。

理由：距離課金がレッカーの相場の大部分を占める

多くのロードサービスでは、無料枠を超過した距離について、1kmあたりの料金が設定されています。都市部のように搬送先（整備工場など）が近くにある場合は距離が短く済みますが、郊外や長距離ドライブ中に故障した場合、回送費用が相場の大部分を占めることになります。

都市部：距離が短いため、レッカーの相場は基本料金と現場作業費の割合が大きくなります。
長距離：レッカーの相場は距離課金の影響で高額になりやすく、保険付帯の回送距離特典の有無が自己負担額を大きく左右します。

具体例：故障コード発生時のレッカー

エンジンチェックランプが点灯し、走行中にエンジンの不調やエンスト（P1603など）が発生した場合、安全のため自走は絶対ダメです。この場合、自宅近くの整備工場までレッカーを依頼しますが、距離が長ければ長いほどレッカーの相場も高くなります。

まとめ

料金の目安を抑えるには、加入しているサービスの回送距離の無料枠を事前に把握し、搬送先の距離を検討することが重要です。

一般的な料金レンジ例

（以下の数値は、一般的なロードサービスの相場を示す目安であり、地域や会社によって大きく異なります。）

項目	目安
出動・基本	［例：1万〜2万円］
距離（1km）	［例：500円〜1,000円］
夜間割増	基本・作業に［例：1.2〜1.5倍］
保管（1日）（保管料＝工場やヤードに車を置く費用）	［例：3千〜5千円］

時間帯と割増：深夜・早朝・繁忙期の料金の目安の考え方

ポイント一言：夜間や早朝の依頼は、料金の目安に割増料金が加算される

ロードサービスは24時間対応している場合が多いですが、時間帯によって料金の相場が変動します。

理由：人件費と作業の危険度の上昇

レッカー業者の多くは、深夜（例えば22時〜翌8時など）の作業に対して割増料金を設定しています。これは、深夜・早朝の人件費が高くなることと、夜間の高速道路や路肩での作業は二次事故のリスクが高まり、作業の危険度が上昇するためです。

深夜割増：基本料金や現場作業費に対し、1.2倍〜1.5倍程度の割増料金が相場の目安とされます。
繁忙期：お盆や年末年始などの繁忙期や、台風・大雪などの悪天候時は、作業車の需要が高まり、到着時間が長くなる可能性があります。

具体例：夜間の故障と料金の目安

例えば、O2センサーのヒーター断線（P0155など）によるエンジンチェックランプの点灯は、アイドリングや走行に体感できる症状はない場合が多いですが、夜間に発生し不安な場合、レッカーを依頼することがあります。この場合、夜間割増が料金の目安に加算されることになります。

まとめ

料金の目安を問い合わせる際は、必ず夜間割増の有無と幅を確認しましょう。

高速道路の注意：安全確保と料金の目安に乗る特別料金

ポイント一言：高速道路でのレッカーは安全確保が最優先。料金は道路会社の規制の影響を受ける

高速道路上で故障が発生しレッカーが必要となった場合、人命最優先で安全を確保し、路肩に退避後、非常電話や携帯電話で通報します。

理由：二次事故の危険性と特別料金

高速道路での作業は、一般道よりも危険度が高く、作業には道路会社との連携や特別料金が発生する場合があります。

安全退避：故障したら、ハザードを点灯させ路肩に寄せ、三角表示板や発炎筒を設置後、ガードレール外へ避難します。
料金：高速道路上で依頼した場合、高速を降りるまでの費用や、道路管理会社が手配するサービスの料金が適用される場合があります。この料金の目安は、一般道の相場とは異なる場合があるため注意が必要です。

具体例：電子制御系の故障とレッカー

高速道路の走行中にエンジンチェックランプが点灯しエンストした場合（例：エンジンECUの不良、フューエルポンプAssy不良など）、自走は絶対ダメです。この場合、レッカーの依頼が必須であり、通報時にキロポスト（高速道路の距離表示）を正確に伝えることが重要です。

まとめ

高速道路でのレッカーは安全を最優先し、料金の目安の特別料金についても依頼時に確認しましょう。

車種・状態別の目安：EV/HV・4WD・故障／事故時の料金の目安の幅

ポイント一言：特殊なレッカー作業や高電圧車は料金の目安が割高になる可能性がある

車の種類や故障の状態によって、レッカーに関する費用感は変動します。

理由：特殊な装備や技術が必要

EV／HV車：電気自動車やハイブリッド車は高電圧バッテリーを搭載しており、故障や事故による損傷がある場合、感電や火災のリスクを避けるため、回送（レッカーで車を運ぶこと）の方法が指定されています。積載車での搬送が必須となる場合が多く、料金の目安が割高になる可能性があります。
4WD車：駆動方式が複雑な4WD車（四輪駆動車）も、故障の状態によっては、通常の牽引（タイヤを接地させて引っ張る方法）が絶対ダメな場合があり、積載車によるレッカーが必要となり料金の目安が上がる可能性があります。
P解除不能：エンジン故障などでパーキング（P）が解除できない状態の場合、ドーリー（タイヤが回らない車を運ぶための台車）と呼ばれる特殊な装備が必要となり、現場作業費として料金の目安に追加されます。

具体例：電子制御の複雑さ

電子制御スロットルボディの不良が原因でアイドリング時にエンジンがブレる症状や、エンジンECUの不良による初爆後のエンストといった電子制御系の故障で走行不能となった場合、レッカーは整備工場まで回送されます。これらの故障はG-scanなどの診断機が必要であり、レッカーが依頼されます。

まとめ

特殊なレッカー作業が発生する条件（EV／HV、P解除不能など）では、料金の目安に追加費用が発生することを理解しておきましょう。

見積もりの読み方：項目漏れ・二重計上・曖昧表現のチェック

ポイント一言：レッカーを依頼する前に、料金の内訳と総額を必ず確認する

ロードサービスを依頼する際、高額請求を防ぐために、オペレーターに見積もりの内訳を尋ね、料金の相場からかけ離れていないかを判断することが重要です。

理由：費用のトラブルを未然に防ぐ

料金の目安には幅があるため、依頼する前に以下の項目をチェックします。

項目漏れ：「基本料金」「距離課金」「夜間割増」「現場作業費」の4項目がすべて含まれているかを確認します。
二重計上：基本料金と出動費が別項目として二重で計上されていないかを確認します。
曖昧表現：料金の相場の目安と大きくかけ離れた金額を提示された場合は、その理由（特殊な作業や場所の条件など）を明確に尋ねる必要があります。

具体例：O2センサーの故障とレッカー

エンジンチェックランプが点灯し、O2センサーの不良（P0171など）が疑われる場合、故障コードをG-scanで検出する必要があります。レッカーを依頼する際に、故障の状態を正確に伝え、搬送先での作業が円滑に進むように情報共有をしておきましょう。

まとめ

料金の目安について見積もりを依頼する際は、内訳の項目を明確にし、料金の相場から外れた金額でないかを確認しましょう。

追加費用が発生する条件：溝落ち・ドーリー・積み替え・待機料

ポイント一言：料金の目安に追加される費用は現場作業の難易度で決まる

通常の回送とは別に、特殊な作業が必要な場合、料金の目安に追加費用が発生します。

理由：作業に時間や特殊な装備が必要となる

溝落ち：車が側溝や路外に落ちた場合、引き上げのための特殊な作業（クレーンなど）が必要となり、料金の目安に追加費用が発生します。
ドーリー：エンジンやトランスミッションの故障でタイヤが回らない車を移動する場合、ドーリー（タイヤが回らない車を運ぶための台車）が使用され、これに費用が発生します。
待機料（ロードサービス隊員を待たせる費用）：依頼者の都合や、現場の安全確保のための規制などで作業が遅延した場合、待機料が料金の目安に加算される場合があります。

具体例：エンジンの不調による走行不能

エンジンが不調になりエンストした場合（例：フューエルポンプAssy不良やISCVの作動不良）、レッカーが依頼されます。エンジンが始動不能でPレンジが解除できない場合は、ドーリーの使用が必須となり、料金の目安が上がる可能性があります。

まとめ

料金の目安は、基本の回送費用だけでなく、ドーリーや引き上げなどの現場作業費によって大きく変動することを覚えておきましょう。

依頼先の使い分け：任意保険付帯／JAF等／ディーラーで変わる料金の目安

ポイント一言：レッカーの相場は、依頼先の契約によって無料枠の有無が異なる

レッカーを依頼できる依頼先は複数あり、それぞれ費用の負担が異なります。

理由：回送距離と料金の契約差

任意保険付帯：多くの自動車保険にはロードサービスが付帯しており、回送距離の特典（無料枠）が充実している場合が多く、レッカーの相場を自己負担ゼロに抑えられる可能性が高いです。
JAF等：会員であれば割引や無料のサービスがありますが、無料の回送距離には上限が設けられており、超過分は自己負担となります。
ディーラー：回送を行っている場合、費用感は工賃規定に従いますが、受付時間が営業時間中心となる場合が多く、料金の目安を比較検討する際は注意が必要です。

具体例：エンジンECUの故障とレッカー

エンジンECUの不良が原因で走行不能になった場合、搬送先は純正対応が可能なディーラーとなる場合が多いです。この際、任意保険付帯のレッカーを利用し、無料枠内でディーラーまで回送することで、レッカーの相場を自己負担なしに抑えることができます。

まとめ

レッカーの相場を自己負担なしに抑えるため、まず任意保険付帯サービスの回送距離特典を確認し、依頼先を使い分けましょう。

依頼先の比較（一般論）

項目	保険付帯	JAF等	ディーラー
受付	24h多い	24h	営業時間中心
費用感	契約内無料枠	会員割引	工賃規定
強み	回送距離特典	全国網	純正対応

電話のかけ方：位置情報・症状・搬送先・支払いの伝え方

ポイント一言：正確な情報伝達がレッカーの相場と到着時間を明確にする

ロードサービスに連絡する際は、現場で把握した情報をオペレーターに正確に伝えることが、レッカーの相場の見積もりと到着時間の目安を知る上で重要です。

理由：特殊な装備や作業の有無を判断する

サービス側は、依頼者の情報に基づいて、積載車が必要か、ドーリーが必要か、現場作業費が発生するかなど、レッカーの相場を構成する費用を判断します。

車両情報と状態：メーカー、車名、年式、駆動方式（2WD/4WD）に加え、「エンジン始動不能」「エンストしたまま再始動できない」「鍵無し」「P解除不能」など、車の状態を詳細に伝えます。
搬送先：どこまで回送（レッカーで車を運ぶこと）するか、搬送先住所を明確に伝えることで、正確な距離課金の相場を知ることができます。

具体例：エンジン不調の伝え方

もしエンジン不調が原因でレッカーを依頼する場合、「走行中にエンジンチェックランプが点灯しエンストした」といった症状は正確に伝えます。

まとめ

レッカーの相場の見積もりを依頼する際は、通話テンプレを活用し、状態と搬送先を明確に伝えましょう。

通話テンプレ（見積依頼）

項目	入力例
現在地	高速名・上下線・キロポスト／一般道の目印
車両情報	メーカー・車名・年式・2WD/4WD
状態	始動不可・事故・鍵無し・P解除不可等
希望	搬送先住所・時間帯・支払い方法

到着時間の目安とレッカーの相場：天候・渋滞・地理条件による幅

ポイント一言：レッカーの相場は時間だけでなく、到着時間の遅延も考慮する必要がある

ロードサービスの到着時間の目安は一般的に30分〜90分程度の幅がありますが、現場の状況によってレッカー料金の相場に影響を与える場合があります。

理由：待機料や夜間割増の発生

天候・渋滞：悪天候や渋滞が激しい場合は到着時間が遅れます。
地理的条件：拠点から遠い場所（郊外や山間部など）での故障は、到着時間が長くなり、夜間に差し掛かる場合には夜間割増が発生し、レッカーの相場が上がる可能性があります。

具体例：エンジンの不調による待機

エンジンの不調によるエンスト（例：エアフロセンサの特性異常やフューエルポンプAssy不良など）で走行不能となった場合、路肩での待機を余儀なくされます。待機時間が長くなると、夜間割増や待機料がレッカーの相場に加算される可能性があります。

まとめ

レッカーの相場を把握する際、到着時間が遅延し夜間割増が発生する可能性も考慮に入れておきましょう。

トラブル回避術：書面化・写真・支払い方法・領収書

ポイント一言：レッカーの相場について、依頼時に料金を書面化し領収書を必ず受け取る

サービス利用後の料金をめぐるトラブルを防ぐため、依頼から支払いまでの手順を確実に行う必要があります。

理由：保険請求と費用の明確化

料金の書面化：通報時にオペレーターに確認したレッカーの相場の見積もり（特に自己負担となる距離と料金）を、メモなどに控えておきます。
領収書：超過料金など自己負担が発生した場合、必ず領収書を受け取ります。これは、後の保険会社への請求手続きに必要となる可能性があるからです。
支払い方法：現金だけでなく、クレジットカードやQRコード決済など、業者が対応している支払い方法を事前に確認しておくと安心です。

具体例：故障コードとレッカー

レッカーを依頼した故障がエンジンECUの不良や複雑なセンサーの故障（P0340カム角センサ系統異常など）であった場合、搬送先で高額な修理が発生する可能性があります。レッカーの料金と修理の費用を明確に区別できるように、領収書の項目を確認しましょう。

まとめ

レッカーの相場は変動する可能性があるため、書面化と領収書の受領を徹底し、トラブル回避術を身につけましょう。

まとめ＆FAQ：よくある誤解とチェックリスト（距離・作業・時間帯）

ポイント一言：レッカーの相場は無料枠の有無で自己負担が大きく変わる

レッカーを依頼する際、料金の相場を理解しておくことは自己負担を抑える上で非常に重要です。レッカーの相場は「基本料金＋距離課金＋作業費」で決まり、特に保険付帯の無料枠の回送距離を超えるかどうかが費用を大きく左右します。人命最優先で安全な退避後、レッカーを依頼し、高額な故障（ECUやフューエルポンプの不良など）の修理に備えましょう。

よくある誤解とチェックリスト

Q1：レッカーの相場は保険付帯サービスを使えば全て無料ですか？
A：無料となる範囲は契約によって異なります。多くは基本料金と一定距離（例：10km〜無制限）の回送（レッカーで車を運ぶこと）が無料枠となりますが、それを超過した距離や、ドーリーの使用などの特殊な現場作業費は自己負担となる場合があります。

Q2：レッカーの相場を抑えるため、夜間の依頼を避けるべきですか？
A：夜間の料金の目安には割増料金が適用される可能性が高いですが、高速道路上や危険な路肩での待機は二次事故のリスクがあるため、人命最優先で安全を確保し、すぐに依頼すべきです。レッカーの相場よりも安全を優先しましょう。

Q3：レッカーの相場は故障の種類によって変わりますか？
A：料金の目安は故障の種類（エンジン不調、エンスト、事故など）そのもので変わるわけではありませんが、故障によって牽引が不可能な状態（例：Pレンジ解除不可）となった場合は、ドーリーや積載車といった特殊な作業が必要となり、現場作業費が追加され、レッカーの相場が実質的に上がります。

Q4：レッカーを呼ぶ前に、故障コード（P0171など）を自分で調べておいた方がいいですか？
A：診断機がない場合、自分で調べるのは困難ですが、故障の症状（例：走行中にエンジンチェックランプが点灯した、アイドル時にエンジンがブレるなど）をオペレーターに正確に伝えることが、レッカーの相場や搬送先の選定に役立ちます。

Q5：レッカーの相場について依頼先に不満がある場合、途中でキャンセルできますか？
A：業者が既に現場に向かっている場合や到着している場合、基本料金や出動費などの費用が発生する可能性があります。料金の相場や見積もりは通報時に必ず確認し、納得した上で依頼することがトラブル回避の基本です。

見積チェックリスト（距離・作業・時間帯・支払い）

項目	確認内容
距離	無料でレッカーできる回送距離の上限
時間帯	夜間割増の有無（レッカー相場への影響）
作業	ドーリーや引き上げなど、現場作業費の相場
費用	自己負担となる料金の概算と支払い方法
書類	領収書の発行と内訳の確認