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ロードサービスと保険の関係を解説|等級・免責・利用回数の影響は?

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ロードサービスを利用する際、「保険の等級が下がるのでは?」「どこまでが無料?」と心配になりますよね。本記事では、ロードサービスと自動車保険の関係性、等級や自己負担(免責)の影響をわかりやすく解説し、あなたにとって最適な使い方を提案します。

ロードサービスは“使いどころを見極めると保険の不利益を避けられる”

レッカー移動される白いワンボックスカー

【結論】
自動車保険に付帯するロードサービスは、バッテリー上がりや軽微な故障など、補償対象外のトラブルに対して、等級(割引率)を下げずに、無料で利用できる非常に便利なサービスです。ロードサービスを上手に使うには、等級に影響を与える「事故時の補償(車両補償など)」と、等級に影響を与えない「故障時のロードサービス」の適用範囲を見極めることが重要です。

【理由】
自動車保険の契約では、事故を起こして対人・対物賠償や車両などの補償金を受け取ると、翌年の等級が3等級ダウンし、その後3年間は保険料が大きく割り増しされる仕組みが一般的です。例えば、7等級(10%割引)だった掛け金が、事故で1等級(50%割増)に下がり、年間の負担が大幅に跳ね上がった事例もあります。しかし、多くのロードサービスは、この「保険を使ったことによる等級ダウン」の対象外とされているため、安心して利用できます。

【具体例】
例えば、自宅の駐車場でバッテリーが上がった場合、ロードサービス(特約)に依頼してジャンピングスタート(エンジン始動の手助け)を受けても、原則として等級は下がりません。これがもし、交差点で追突事故を起こし、自分の車の修理に車両保険を使った場合、事故1件につき3等級ダウンし、翌年の掛け金が大幅に割増となります。

【ひとことまとめ】
ロードサービスは、保険の「お守り」ではなく「日常のトラブル対応ツール」として捉え、等級に影響なく無料で利用できる範囲を把握することが、賢い保険生活の基本です。

基本整理:ロードサービスと保険の役割の違い

ピンクのミニカーを手で包みこんでいる

【結論】
ロードサービス(主に故障対応)と自動車保険(主に事故対応)は、トラブル発生時に連携して機能しますが、その役割は明確に異なります。ロードサービスは「現場での応急処置と搬送」を担当し、保険は「金銭的な賠償や車両の損害補填」を担当します。

【理由】
自動車保険の基本契約は、対人賠償、対物賠償、人身傷害、無保険車傷害の四つの柱から成り立っており、これらは他者や自身の損害を金銭的に補償するものです。一方、ロードサービスは、多くの場合、この基本契約の特約として付帯し、補償対象外の突発的な車の故障や運転不能な状況(バッテリー上がり、パンク、鍵の閉じ込み、レッカー搬送など)に対応するサービスそのものを提供します。

【具体例】
車両が走行不能になった場合、ドライバーはまず安全を確保し、次にロードサービスに連絡します。連絡を受けたら現場へ急行し、応急処置(例:フューエルポンプ不良によるエンジン始動不良の場合の搬送)やレッカー搬送を行います。その後の修理費や、事故相手への賠償金は、保険会社が担当する領域となります。

【ひとことまとめ】
現場でまず頼るべきはロードサービスですが、その後の金銭的な解決は保険が役割を担うことを理解しておきましょう。

等級への影響:ロードサービス利用は等級据え置きか?条件の一般的考え方

車と電卓などのインフォグラフィック

【結論】
自動車保険付帯のロードサービスを利用しても、原則として等級は「据え置き事故」として扱われ、翌年の掛け金の割引率は維持されるケースがほとんどです。ただし、ロードサービスの枠を超えて補償を使用した場合は、3等級ダウンの対象となります。

【理由】
保険の世界では、契約者の公平性を保つため、保険を使用した結果、補償金が支払われた事故の種類によって、翌年の等級(割引・割増率)が変動します。しかし、バッテリー上がりやレッカー搬送など、ロードサービスが対応するトラブルは、本来の「等級制度」とは切り離して設計されていることが一般的だからです。

【具体例】
任意保険の等級制度は、1等級から16等級(60%割引)まであり、事故を起こさなければ毎年1等級ずつアップしていきます。

  • 等級ダウンのケース(3等級ダウン)の例
    ・他車との衝突事故で車両保険を使って修理した場合。
    ・自損事故でガードレールや電柱を壊し、自身の車両修理に車両保険を使った場合。
  • 等級据え置きのケース(サービス利用)の例
    ・ロードサービスによるバッテリージャンピング。
    ・鍵の閉じ込みの解錠。
    ・無料距離内のレッカー搬送。

ただし、注意が必要なのは、レッカー搬送後に車両保険を使って修理に入った場合です。例えば、走行中にエンストし、レッカーで運ばれた後、エンジンの修理費用を車両保険で賄うと、その時点で保険利用となり3等級ダウンします。

【ひとことまとめ】
ロードサービスは原則等級に影響しませんが、補償金を受け取る修理が発生した場合は、等級ダウンのリスクがあるため、利用前に保険会社に確認しましょう。

免責・自己負担:どこから費用が発生?上限・超過・立替の流れ

電卓と車の模型

【結論】
ロードサービスの利用において、「免責」(自己負担)の概念は、基本補償(特に車両保険)における免責とは意味合いが異なります。ロードサービスは無料サービス枠が設定されており、この「無料枠の上限」を超えた部分から自己負担が発生するのが一般的です。

【理由】
保険における免責(自己負担)は、事故時に補償金が支払われる際に、契約者が自ら負担する金額(例:5万円または10万円)です。一方、ロードサービスは、特約として「ロードサービス費用」の無料枠(距離、回数、時間など)が設定されていることが多いため、無料枠超過分は利用者が実費で業者に支払うことになります。

【具体例】
例えば、多くのロードサービスは「レッカー搬送100kmまで無料」といった距離上限を設けています。150kmの搬送が必要な場合、超過した50km分が自己負担(実費)となります。

無料枠を超えた場合の費用感と免責を比較します(以下は一般的な傾向であり、契約内容により異なります)。

費用早見表

項目ロードサービスでの扱い保険での扱い(一般論)
出動・基本契約内無料枠あり対象外が多い
搬送距離超過1kmあたり[例:300円〜1,000円](実費)車両保険特約で差(滅多に保険適用なし)
夜間割増[例:1.2〜1.5倍](実費)対象外が多い
保管料1日[例:3,000円〜5,000円](実費)条件により可否(長期保管は自己負担)
免責(自己負担)—(無料枠の「超過分」を負担)[例:0万〜10万円](保険金から差し引かれる額)

ロードサービス利用時には、無料枠を超える費用をロードサービス業者が立て替え、後で保険会社から清算されるキャッシュレス対応が可能な場合もありますが、非提携業者へ依頼した場合は現場での現金払いが必要となることもあります。

【ひとことまとめ】
ロードサービスで自己負担が発生するのは「無料枠の超過分」です。事前に無料距離や回数を確認し、超過しそうな場合は必ず概算費用を尋ねましょう。

利用回数制限:年間回数・距離上限・対象車の範囲

カレンダーとミニカー

【結論】
多くの自動車保険に付帯するロードサービスには、利用できる「年間回数」や「レッカー搬送の距離」に制限が設けられています。この制限を超えて利用すると、その分の費用は全額自己負担となるため、ご自身の契約における制限内容を確認しておくことが重要です。

【理由】
ロードサービスは、あくまで突発的なトラブル対応を目的とした付帯サービスであるため、無制限に利用できるとサービスの提供コストが増大し、結果的に全ての契約者の保険料に跳ね返る可能性があるからです。そのため、ほとんどの保険会社は、サービスの乱用を防ぎ、サービスの質を維持するために回数や距離に上限を設けています。

【具体例】
一般的なロードサービスの制限の傾向は以下の通りです(契約内容により大きく異なります)。

  1. 年間利用回数
    バッテリー上がりや鍵開けなどの軽作業は「年間〇回まで無料」または「同一事由につき年間〇回まで」といった回数制限が設けられていることがあります。
  2. レッカー搬送距離上限
    レッカー搬送の無料距離は、30km〜100km程度の幅で設定されていることが多いです。長距離の旅行中に故障した場合は、無料枠を超えるリスクが高まります。
  3. 対象車の範囲
    ロードサービスの対象となるのは、原則として契約車両のみです。親族が所有する他の車や、事業用車両、競技専用車両などは、対象外となる場合があります。

【ひとことまとめ】
ロードサービスを頻繁に利用すると、回数制限に引っかかる可能性があります。特に長距離のレッカーが必要な場合は、事前に保険会社に無料距離の上限を確認しましょう。

対応メニュー比較:バッテリー・パンク・鍵・燃料・搬送距離

【結論】
ロードサービスの対応メニューは、バッテリー上がり、パンクの応急修理、鍵の閉じ込み、燃料切れなど、自力での走行が困難になる軽度のトラブル対応が中心です。これらは、一般的な自動車保険(対人・対物・人身傷害)では通常カバーされない分野であり、ロードサービス特約の大きな価値です。

【理由】
保険の基本補償は、主に損害賠償や人身の補償を目的としています。一方、ロードサービスは、車の機械的なトラブルや、ドライバーのちょっとしたミス(キーの閉じ込みなど)を現場で解決し、安全な走行をサポートすることを目的としており、その役割が分離しているからです。

【具体例】
具体的なロードサービスと保険の対応メニューの比較は以下の通りです。

付帯の典型例

内容ロードサービス保険
バッテリー上がり○(ジャンピングスタート)×
パンク応急○(スペアタイヤ交換等)×(損害は車両保険で条件次第)
燃料切れ○(量に上限あり、例:10リットルまで)×
鍵の閉じ込み○(解錠作業)×
レッカー搬送○(距離上限あり)車両保険等で差(事故後の搬送は対象となる場合あり)

例えば、エンジン始動不良の原因がフューエルポンプ不良や電子制御スロットル不良などの場合は、レッカー搬送が必要となります。また、ハイブリッドシステムウォーニングランプ点灯のような専門的な故障の場合も、ロードサービスでディーラーへ搬送することが安全です。

ロードサービスによる応急処置の際、もし路上での危険な作業が伴う場合は、作業員もドライバーも人命最優先で安全な場所に退避し、作業は最小限に留めるべきです。

【ひとことまとめ】
バッテリー上がりや燃料切れなど、日常の軽微なトラブルこそロードサービスの使いどころです。等級を気にせず、積極的に利用しましょう。

事故と故障の線引き:保険適用・ロードサービス対応の境界

折り紙で作った車をいくつも重ねている

【結論】
保険が適用される「事故」と、ロードサービスが対応する「故障」の線引きは、「第三者への賠償責任が発生するか」と「等級ダウンの対象となる補償金支払いが発生するか」によって決まります。ロードサービスは「故障」対応、保険の基本補償は「事故」対応が中心ですが、車両保険の適用には境界線が存在します。

【理由】
ロードサービスが対応する「故障」は、車両自体の機能不全(例:O2センサー不良やABSランプ点灯)であり、通常、他人に損害を与える可能性が低いため、等級への影響はありません。一方、自損事故や当て逃げ、他車との衝突事故などは、損害賠償や車両の修理費用が発生し、等級ダウン(3等級ダウン)の対象となるからです。

【具体例】

  1. 故障の典型例
    エンジンチェックランプ点灯、アイドリング不調、走行中のエンストなど、車両の内部要因で走行不能になった場合。
    → ロードサービスの無料枠を利用。
  2. 事故の典型例
    運転操作を誤り、電柱やガードレールに接触して車を損傷させた自損事故。
    → 車両保険(一般車両保険など)を使えば、等級ダウンが発生する。

特に「当て逃げ」や「単独事故」で車両が損傷した場合、ロードサービスでレッカー搬送することは可能ですが、搬送後の車両修理に車両保険を使うと、その利用によって翌年の等級はダウンします。車両保険は種類によって補償範囲が異なり、一般車両保険が最もカバー範囲が広いとされています。

【ひとことまとめ】
自力で解決できないトラブルはロードサービスを呼び、その後の修理に保険を使うかどうかは、等級ダウンの影響を考慮して判断しましょう。

連携の実務:連絡先・位置情報・搬送先の決め方

【結論】
トラブル発生時、ロードサービスのオペレーターに「正確な場所」「状況」「車両情報」「希望する搬送先」「保険の有無」の五点を一度で明確に伝えることが、迅速な対応とスムーズな保険会社との連携に不可欠です。

【理由】
緊急時には、焦りから正確な情報伝達が難しくなりがちですが、特に現場の正確な位置情報や車両の状態(例:ハイブリッド車の警告灯点灯)を迅速に伝えることで、適切な専門車両の手配が可能となり、作業時間の短縮、ひいては追加費用(待機料など)の発生を防げるからです。

【具体例】
通話時に利用できるテンプレートを以下に示します。

通話テンプレ(音読用)

項目話す内容例
場所高速名・上下線・キロポスト/一般道の目印(交差点名など地図リンクも可)
状況故障/事故の別・自走可否(例:エンジン始動不能、ABSランプ点灯)
車両メーカー・車名・年式・2WD/4WD
希望搬送先住所・支払い方法・保険の有無(ロードサービス特約の有無)
安全確認負傷者の有無、安全な場所への退避状況

特に、搬送先を「加入している保険会社の提携修理工場」や「ディーラー」と指定することで、その後の保険手続きや修理(例:SRS故障コードの修理)がスムーズに進む可能性が高まります。

【ひとことまとめ】
トラブル発生時こそ冷静に。安全を確保した後、上記の五項目をメモして、ロードサービスへ正確に伝えましょう。

高速道路・夜間の特例:安全退避と追加費用の考え方

夜間高速道路を走っている様子

【結論】
高速道路や夜間でのトラブルは、通常のロードサービス依頼よりも危険度が高く、人命最優先での対応が求められます。安全確保のためにレッカー車や誘導員の手配が必要となるため、追加費用(実費)が発生しやすい条件となります。

【理由】
高速道路上での停車は二次事故のリスクが極めて高いため、ドライバーはすぐに安全な場所へ避難しなければなりません。また、夜間や悪天候時は作業の難易度が上がるため、サービス業者側も安全管理に特別なコストをかけざるを得ず、その費用が割増料金として利用者に請求されることがあるからです。

【具体例】
高速道路上で車が動かなくなった場合、ドライバーは以下の「安全動線」に従って行動してください。路上で応急修理を行うのは大変危険であり、ロードサービスによる対応を待つべきです。

人命最優先の行動

  1. 車両を路肩に寄せ、ハザードランプを点灯させます。
  2. 停止表示器材(三角表示板など)を車両後方に設置します。
  3. 速やかにガードレールの外など安全な場所へ退避します。
  4. ロードサービスまたは警察に連絡します。

高速道路でのレッカー搬送費用や夜間割増料金は、ロードサービスの無料枠を超過した場合、実費として請求されます。夜間割増は、通常料金の1.2倍〜1.5倍程度の幅で設定されることがあります。

【ひとことまとめ】
高速道路上では人命最優先で行動し、ロードサービスへの依頼時に夜間・高速道路の利用を伝え、追加費用の概算を確認しましょう。

他サービスとの併用:JAF等・ディーラー保証との重複と使い分け

【結論】
自動車保険付帯のロードサービス(特約)のほかに、JAFなどの専門団体やディーラー保証によるロードサービスも存在します。これらのサービスは互いに重複する部分がありますが、無料枠を使い切った後や、特定の故障(例:サービスキャンペーン対象の故障)の場合など、状況に応じて使い分けることで、費用の自己負担を軽減できます。

【理由】
JAFなどの専門団体は会員制で、距離制限がないなど手厚いロードサービスを提供することが多いです。一方、ディーラー保証は、特定の期間や走行距離内での機械的な故障(例:エンジン始動不良)に対して無償修理を行うサービスであり、ロードサービスはその付帯として提供されます。これらの異なるサービスを組み合わせることで、等級を下げずに済むメリットが得られます。

【具体例】
3種類のロードサービス提供主体の比較は以下の通りです。

依頼先の比較

項目保険付帯ロードサービスJAF等専門団体ディーラー
受付24h多い24h営業時間中心
保険・ロードサービスの連携非常にスムーズ保険会社への取次ぎが必要搬送と修理が一貫
等級への影響故障対応は原則据え置き等級への影響なし等級への影響なし
強み回送距離特典(無料枠)全国網・距離無制限が多い純正対応・サービスキャンペーン対応

例えば、長距離移動中に故障し、保険の無料レッカー距離(例:100km)を超えそうな場合、JAF会員であれば、JAFに依頼することで超過料金の自己負担を回避できる可能性があります。また、SRSチェックランプ点灯や電動ステアリングロック不良のような故障がサービスキャンペーン(メーカーによる無償修理)の対象であれば、ディーラーに搬送するのが最も確実です。

【ひとことまとめ】
ロードサービスの使い分けは、保険の無料枠、JAF、ディーラー保証の順に、費用と安心度のバランスを考慮して検討しましょう。

例外・NGケース:改造車・競技使用・私有地・豪雪・水没など

頭の上で大きく罰点を作る男性のイラスト

【結論】
ロードサービスや自動車保険の補償範囲には、適用されない「例外規定」が存在します。特に、違法な改造車、競技中の使用、私有地での作業、豪雪や水没などの自然災害に起因するトラブルは、ロードサービスの適用対象外となったり、補償も制限されたりする可能性が高いため、事前の確認が不可欠です。

【理由】
保険契約は、通常の走行・利用を前提としており、契約時の条件(例:車両情報や使用目的)から逸脱した危険な使用や特殊な環境下でのトラブルは、リスクが高すぎるため、補償の対象から外されることが一般的だからです。例えば、地震や津波、噴火による損害は、車両保険の基本的補償の対象外です。

【具体例】
ロードサービスや保険の適用が制限されやすいケースは次のようなものです。

  1. 競技走行中の事故
    保険は、レースや競技での使用を目的とした損害には支払われないことが多いです。ロードサービスも同様に、競技専用車両や競技中のトラブルは対象外となることがあります。
  2. 私有地での作業
    公道ではない場所(例:私道、未舗装の悪路)からの引き上げ作業は、通常よりも困難で危険が伴うため、追加の費用が発生するか、対応そのものが拒否されることがあります。
  3. 水没・豪雪
    豪雪地帯での燃料凍結や、水没によるエンジン故障などは、天災(保険)または特殊な故障として扱われます。保険も、台風や洪水、高潮による損害は車両保険でカバーされますが、地震・津波は対象外です。
  4. 危険な作業
    ドライバーが自ら路上で危険な修理を試みる行為は、人命最優先の観点からも絶対に避けるべきです。例えば、高電圧部を持つEV/HV車のバッテリーに触れることや、配線がショートして火災の危険がある状況で作業を試みることはやめましょう。

【ひとことまとめ】
ロードサービスや保険の適用外となる特殊な使用目的や危険な環境でのトラブルについては、契約内容を再確認しましょう。人命最優先で、危険な場所での自己修理は避けましょう。

トラブル予防:見積の読み方・書面化・領収書・写真記録

困った表情で電話する男性

【結論】
ロードサービスの無料枠を超過する作業が発生しそうな場合、トラブルを予防するためには、事前に見積もりを口頭だけでなく書面(または電子記録)で確認し、現場での作業や支払いに関する記録(領収書、写真)を必ず残すことが重要です。

【理由】
ロードサービスを利用する状況は緊急時であり、費用に関する認識のズレが生じやすいためです。特にレッカー搬送距離超過分や、特殊な作業(例:悪路からの引き上げ、ドーリー使用など)の追加費用について、事前の合意がないと、後から高額な請求(自己負担)が発生する保険外のトラブルになりかねません。

【具体例】
見積確認と記録の手順は次の通りです。

  1. 見積もりの確認
    オペレーターに、「無料枠を超える費用が発生するか」を確認し、もし超える場合は「超過1kmあたりの費用」や「特殊作業費」を尋ねます。
  2. 書面化の依頼
    口頭での確認だけでなく、可能であれば、業者から概算見積もりをメールやFAXなどで送ってもらい、記録を残すように依頼します。
  3. 領収書と写真記録
    無料枠を超えた費用を現場で現金等で立替払いした場合、必ず領収書を受け取ります。また、車両の状態や現場の様子を携帯電話などで写真に撮っておくことで、後の保険会社との連携やトラブル時の証拠となります。

例えば、ロードサービスでエンジン始動不能の車をディーラーに搬送した後、その原因がメーカー保証延長対象の故障(例:クロックスプリング)であった場合、搬送の記録と診断結果がスムーズな無償修理の助けになることがあります。

【ひとことまとめ】
無料枠を超えるロードサービス費用が発生しそうな時は、必ず見積もりを「書面で残し」、支払いがあれば「領収書」を保管しましょう。

まとめ&FAQ:ロードサービス×保険の上手な使い方チェック(等級・免責・回数)

【結論】
ロードサービスと自動車保険を上手に使いこなすには、「故障対応は等級に影響しない」「事故対応は等級に影響する」という基本原則を理解し、特に無料枠(距離・回数)を最大限に活用することです。

【理由】
等級を維持することは、長期的に見て掛け金の節約に直結します。そのため、軽微なトラブルでは等級に影響しないロードサービスを利用し、車両保険などの等級ダウンにつながる保険の利用は、損害額と将来的な負担増(例:4年間で14万円以上の差額が発生した事例)を比較して慎重に判断すべきだからです。

【具体例】
ロードサービスと保険の上手な使い方チェックリストは次の通りです。

項目確認内容等級影響
等級ロードサービス利用は、原則「据え置き事故」か。なし(軽作業・無料枠内搬送)
免責保険の免責(自己負担)額を把握しているか。保険利用時のみ発生
回数ロードサービスの年間利用回数や距離上限を把握しているか。ロードサービスの無料枠を超過した費用は自己負担

FAQ(よくある質問)

Q1.ロードサービスを利用すると、次年度の保険料が上がることはありますか?
A1.自動車保険に付帯するロードサービス(バッテリー上がり、無料距離内のレッカー搬送、鍵の閉じ込みなど)を利用しただけでは、原則として等級は下がりません。つまり、翌年の掛け金が上がることはありません。しかし、ロードサービスによる搬送後に、車両修理のために保険を使った場合は、事故として扱われ、3等級ダウンし負担が大幅に割増されることになります。

Q2.事故を起こした場合、保険を使わずにレッカー搬送だけを利用することはできますか?
A2.はい、可能です。ロードサービスは、事故と故障のどちらの場合でも、運転不能な車両の搬送に対応します。等級ダウンを避けたい場合、レッカー搬送(無料距離内であれば無料)のみをロードサービスに依頼し、修理費用は自己負担とする選択肢があります。保険を使うかどうかは、損害額が将来的な掛け金の値上がり額(等級ダウンの影響)に見合うかを慎重に判断する必要があります。

Q3.ロードサービスで燃料切れに対応してもらった場合、保険の利用回数に含まれますか?
A3.ほとんどの保険会社では、燃料切れ対応は特約のサービス回数(または年間回数)としてカウントされますが、等級に影響する「事故回数」としてはカウントされません。ただし、無料サービスとして提供される燃料には量に上限(例:10リットル)があり、それを超える分や、同一年度内に複数回利用する場合(例:年間2回目以降)は、自己負担が発生する可能性があります。

Q4.車両保険の免責(自己負担)を設定していても、ロードサービスのレッカー費用は無料ですか?
A4.はい、多くの場合、無料です。車両保険の「免責」(事故時に契約者が負担する金額)は、車両の修理費用を補償から支払う際に適用されるものであり、ロードサービスのレッカー搬送費用(無料距離内の基本サービス)とは切り離して考えられます。レッカー距離の上限を超えた場合など、ロードサービスの無料枠を超えた分は、免責とは別に実費として自己負担となる可能性があります。

Q5.ロードサービスの現場で、自分で車の応急修理をしてもいいですか?
A5.人命最優先の観点から、路上での応急修理は極力避けるべきです。特に高速道路上や夜間、視界の悪い場所では大変危険です。専門知識が必要な作業(例:高電圧部を持つHV車の修理や複雑な電子制御系のチェック)は、ロードサービスの到着を待つか、安全な場所に移動してから行いましょう。

最終チェックリスト(等級・免責・回数・距離・支払い)

ロードサービスと保険の上手な使い方をマスターするため、次のポイントを最後に確認しておきましょう。

項目確認内容
等級ロードサービスの利用が保険の等級ダウン(3等級ダウン)の対象外か。
免責車両保険の自己負担(免責)額(例:5万円)を把握しているか。
回数バッテリー上がりやパンク修理の年間無料回数に制限があるか。
距離レッカー搬送の無料距離(〇〇km)の上限を確認し、超過費用を把握しているか。
支払い無料枠を超えた場合、現場で現金・カード払いが必要か、保険会社経由の清算が可能か。

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